基本情報

基本情報

正式名称: クック諸島 Cook Islands

国歌  : Te Atua Mou'e 

面積  : 257 ㎢

人口  : 18,600 人(2013年)

首都  : Avarua アバルア(ラロトンガ島)

国家元首: Queen Elizabeth II エリザベス女王2世(英国女王)

政治  : 立憲君主制

民族  : ポリネシア系 81% 混血ポリネシア系 15%

宗教  : キリスト教 97.8%

クック諸島の島々

クック諸島の200万平方キロメートルの海域に全部で15の島々があり、赤道寄りにある「ノーザン・アイランズ」と、更にその南にある「サザン・アイランズ」に分類されています。ノーザン・アイランズには6つの島があり、「スワロー島」や「プカプカ島」など、面白い名前が付いた島があります。特に「スワロー島」はスチーブンソンの『宝島』のモデルになったと言われています。サザン・アイランズには、国際空港のある「ラロトンガ島」や、美しいラグーンで有名な「アイツタキ島」があります。ラロトンガ島から日帰りでも行けるアイツタキ島は、クック諸島を訪れたなら必ず立ち寄るべき「MUST SEE マスト・シー」です。日本から観光で訪れるなら、まずはアクセスも良く、見どころ満載のサザン・アイランズから旅してみましょう。

地理

クック諸島はポリネシアと呼ばれる文化圏のほぼ中心に位置しています。クック諸島は南太平洋にある15の島々で構成されていて、位置的には赤道を挟んでほぼハワイの反対側。気候はハワイとよく似ていますが季節が逆になります。つまり日本が寒い冬の時期に、クック諸島には真夏の陽射しが降り注ぎ、逆に日本が夏の時期は心地良い貿易風が吹く涼しくて過ごしやすい時期になるのです。クック諸島から東方面に行くとタヒチがあり、南西方面にニュージーランドがあります。日本からはニュージーランドのオークランド経由で訪問するのが便利。クック諸島はハワイとタヒチとニュージーランドの良いところが絶妙に混ざった、まるで奇跡のような楽園です。

気候

クック諸島は熱帯海洋性気候で、一年を通して快適に過ごすことができます。季節は日本と逆になりますが、日本の夏(クック諸島の冬?)の時期も最高気温は25℃前後と快適で、年間を通じて海で泳ぐことができますよ。日本が寒い時期はクック諸島は夏真っ盛り。雨が降る日もありますが、晴れ間が出るとカラッとして過ごしやすいのが特徴です。クック諸島の夏には山々の緑がより濃くなり、花々の馨しい香りに包まれる美しいシーズンとなります。

言語

クック諸島の公用語は英語とマオリ語です。日本人にとっては分かり易く、安心感があります。レストランの表記も英語なので比較的分かり易いです。日本人の滞在が多いホテルでは日本語表記の案内のある場所も。また、クック諸島には日本人も数名住んでいます。観光ガイドなどを頼める場合もありますので、興味のある方は旅行会社に相談してみましょう。

通貨と両替

クック諸島の通貨には、ニュージーランド・ドルとクック・アイランド・ドルがありますが、実際に流通しているのは主にニュージーランド・ドルです。首都アバルアの銀行でも両替できますが、少額であれば日本を出発する際やオークランドの空港で両替しておいた方が便利です。クック・アイランド・ドルのお札は南国らしいデザインで、クック諸島の伝説をモチーフにした3ドル札が特に人気。世界でも3ドル紙幣があるのはクック諸島だけで、お土産にも最適です。三角形の硬貨も可愛らしいです。またクック諸島は記念通貨の生産国としても有名で、何と「ハロー・キティ」や「銀河鉄道999」「北陸新幹線」の記念通貨も製造していますよ!

滞在・入国

日本の国籍を持つ人がクック諸島に入国する際には、有効期限(滞在期間+6ヶ月)のあるパスポートと出国用の航空券があれば、31日間までビザなしで滞在可能です。2019年10月1日より、ビザ免除国からの訪問者は、ニュージーランドの渡航前にETA(電子渡航認証)が必要となりました。滞在の延長は現地で1ヶ月毎に行え、最大5ヶ月まで延長できます。ニュージーランドのパスポートをお持ちの方は無条件に90日までの滞在が認められます。日本からの国際線はニュージーランド航空の利用が便利で、成田ーオークランド間は毎日就航(通常時)、クック諸島へもそのまま乗り継げる便があります。また、タヒチからはエアタヒチが週1便(夏期は2便)運航しています。また、入国に際しては宿泊先の提示が求められます。

税関

クック諸島に持ち込める物。個人で使用する物品には税金はかかりませんが、以下の持ち込みには免税の範囲があります。

★ タバコ200本、またはタバコ250グラム、または葉巻50本、またはすべての合計が250グラムまで 
★ 酒類(ワインまたはスピリッツを含むその他の酒)2リットルまで、またはビール4.5リットルまで 
★ ニュージーランドドル NZ$250ドルを超える物品の持ち込みには申請が必要 
★ 空港で徴収される出国税はなし(航空券代金に含む)

注)ニュージーランドに入国する際には、ニュージーランドの免税基準が適用されますのでご注意下さい。

電気・通信環境について

クック諸島の通信インフラは予想以上に整っています。クック諸島の電圧は230V/50Hz。プラグはニュージーランドと同じOタイプ。郵便局では、クック諸島だけでしか見つからないカラフルな切手を販売しています。郵便局は月曜日から金曜日まで、朝8時から夕方4時まで営業。また、クック諸島テレコムを経由して、国際電話、携帯電話、ファクス、インターネット(ブロードバンド対応)を利用可能です。また、多くのホテルがインターネットへの wifi アクセスを導入しています。主要ホテルでは、ホテルのフロントやブティックで時間単位のアクセス権を購入する事ができます。

服装

クック諸島は赤道を挟んでハワイとほぼ反対側に位置しており、気候も夏冬が逆転している(北半球の冬の時期がクック諸島の夏の時期)というだけでかなり似ています。一年を通して軽装で過ごすことができる快適な場所で、旅行で行く際も多くの種類の服を持って行く必要はありません。ちょっとオシャレなディナー用に、男性はカジュアルなシャツとスラックス、女性はサマードレスがあれば充分。夏の時期には冷房が良く効いている場合もあるので、女性はコットンのカーディガンなどがあると便利です。

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